一般的に広く知られているのが「うつ病」だと思われます。
他には「認知症」「アルコール依存症」や薬物による「薬物依存」も精神障害に分類されます。
その他には「統合失調症」や「摂食障害(過食症、拒食症)」など聞き覚えのあるものもあるでしょう。
精神障害は『こころの病気』と呼ばれることもあり、誰しもがかかる可能性のある病気です。
身体障害を例に挙げると、事故や怪我によって突然身体機能に不自由が生じてしまう
ケースのように、
五体満足で産まれてきた方であっても、今まで問題なく行ってきた
日常の動作に支障が生じてしまうこともあるのです。
こころの病を抱え、障害と向き合っている人はこの海部・津島地域だけでも
4千余人に上ると言われているのです。
まず、精神障害に対する偏見を拭い去るためにも、正しい知識を持っていただくことが
重要であると私たちは考えます。
『精神障害者は、何を考えているのか分からない。
凶悪犯罪を起こす可能性がある』
この偏見は極端かもしれませんが、メディアだけで一方的に情報を受信していては、
こうした考えを持った方もいるかも知れません。
しかし、精神障害者が殺人事件や凶悪犯罪を起こす比率は、健常者と比べても少ないのです。
また、うつ病などを『なまけ者』のレッテルで捉えてしまう方もいるかも知れません。
それは本人の意思とは別に、病気の症状や使用している薬の副作用によって
『なまけている姿勢』に見えてしまうのでしょう。